こんにちは。8月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
外は照りつけるような日差しと、蝉の声。
いつもと変わらぬ夏ではなく、いつもにも増して暑い夏がやってきています。
SALUÉの中の変化といえば、以前よりノースリーブが旅立っていること、ボトムズでは何より涼しい「リネン100%のイージーパンツ」がより求められていると思います。
(「リトアニアリネンイージーパンツ」はSALUÉの在庫は先日完売いたしました。これにてしばらくこちらのアイテムはお休みをいただきます。お使いのお客様、ありがとうございました!)
気候変動を心配しつつ、自分たちの健康面も大事にしていかなければなりませんし、日々の暮らし方も考えてしまいます。急な天候の変化も多くなりました。これからは益々シーズンレスなものが求められるのかなと感じています。
昨年の、casimaciさんのPOP UPでの出来事
昨年の秋のことです。宝塚市のcasimasiさんのPOP UPの直前に、1枚のシャツがアトリエに届きました。定番の「ユニセックスバンドカラーシャツ」を、ショールと同素材の「ウールリネンジャガード」で仕立てたものです。
SALUÉのブランドのディレクションをお願いしている男性からの依頼でしたが、(サイズ2)を仕立てるついでに(サイズ1)もお願いしたのです。着てみると、他の素材とは明らかに違う印象で、想像以上の完成度でした。
お洋服では、今まで「パフスリーブシャツ」で展開していた[ウールリネンジャガード素材バージョン]でしたが、直販やPOP UPでは「ユニセックスライン」が特にお好きなお客様がかなりいらっしゃいます。そんな方々のお姿が真っ先に目に浮かびました。そして、サンプル1点だけをPOP UPに送りcasimasiの福島さんに見ていただきました。
わずかな隙間の偶然
ところで、POP UPの荷造りってどんな感じでやっていると思いますか?
梱包までの数日間は、毎回間に合うかドキドキの「ドタバタ劇場」といってもいいくらいのアトリエです。
送る荷物をラックにかけて、端から値札をつけていきます。(POP UP専用の、確認を兼ねた剥がせる値札です)
できたら箱を振り分け、その中で入れる順番を決めます。シワになりにくいもの、重い物から重ねるので、当然シャツ類が最後になるのです。
全ての箱を詰め終えて、最後の箱にテープを貼ろうとした時に、シャツ1枚分のスペースがあることに気づきました。
そこに何を入れるか。
服を入れるか、隙間用に紙を詰めるか、のどちらかになります。
何気なくあたりを見回すと、届いたばかりの「ユニセックスバンドカラーシャツ/ウールリネンジャガード」が真鍮のハンガーにかけられているのが視界に入りました。まだ値札も何もついていません。時計を見ながら、ヤマトの集荷まであと5分、というところでそれを一番上に乗せることに決めました。ドタバタ劇場の中での、咄嗟の判断でした。
納品書にもないアイテム
無事に集荷を終えて荷物はcasimasiさんに旅立ちました。POP UPを開催するcasimasiの福島さんとは、もうかなり長いお付き合いになります。「納品書もない、一番上の新しいもの」をどう思われるか、素直に感想を聞いてみたくなっていました。心の内は、今回は見ていただくだけでも十分かなと。
さて、翌日受け取られた福島さんから返って来た言葉は、「オンラインにも出していいですか?」でした。「お好きな方、いらっしゃると思います!」
そしてPOP UPでは、なんと昨年の秋の1番人気のアイテムとなりました。ヘリンボーン好きのお客様が特に多いcasimasiさん。ヘリンボーンのボトムズに「秋以降に合わせたくなるトップス」として受け入れていただけたようでした。
それから、今日まで
ここまで読んでいただき、「何それ、知らない」という方も沢山いらっしゃると思います。私もそのように、ある意味「限定すぎる限定」だと思っていましたが、その後のアトリエでの意外な展開をお伝えします。
SALUÉでは月に1回のペースでオープンデイを開催しています。お馴染みの方、初めての方、お客様はそれぞれ半々くらいでしょうか。本当にさまざまな方がお越しになります。そして、ここは「店舗ではない空気感」をかなり大事にしています。映えより居心地重視で、私自身が開催を楽しめることが目標です。というと聞こえはいいのですが、片付けもほどほどで、忘れて出していないものもあったりします。
春ごろでしょうか、casimasiさんのご予約分などが一段落した後、直販のお客様用に制作を頼んでいたアイテムが届きました。そうです、春になってようやく届いた「ユニセックスバンドカラーシャツ/ウールリネンジャガード」です。
「これは、次の秋のご紹介になりそう」と判断して、展示のラックではないところにそっとしまっておきました。そしてそのまますっかり忘れてオープンデイの日を迎えました。(いつもならば、バックにあるものも少しは頭に入れておくのですが...)
あるお客様に、「そういえば、あれはないの?」と尋ねられ、よくよく伺うとそれは「ユニセックスバンドカラーシャツ/ウールリネンジャガード」のことでした。「春なのに、これから買ってくださるお客様もいらっしゃるのだな」と嬉しい驚きです。しかも、出していないのにお尋ねくださるなんて!
しかし、その後も同じようなことが続き、気づけば在庫は無くなっていました。そのあとは、こちらの縫製さんがとにかく忙しく、ひたすら春の新作だった「ボートネックシャツ」を今も縫製してくださっています。
そうです、今ないんです。困りました。
そのような訳で、この秋はこちらの「ユニセックスバンドカラーシャツ/ウールリネンジャガード」をやっとお披露目し、生産しようと思います。
2026年AWは、ジョンダーレスな色展開。ブラウン×ブラック(焦茶)とブラックの2色展開です。
間も無くSALUÉでご予約を開始したいと思います。男性に向けたサイズもご予約いただけますので、ぜひこの機会にご検討ください。アトリエではサンプルをお試しいただけますので、オープンデイにもぜひお運びくださいね。
ユニセックスバンドカラーシャツは、今まで本当に多くのお客様のもとに旅立ったSALUÉを代表する定番です。
今までは、薄生地の「ライトウェイトリネン」と中厚の「ミッドウェイトリネン」の2素材で展開していました。
「着ないと良さがここまでわからない!」とは(褒め言葉と勝手に受け止めていますが)お客様からよくいただくお言葉です。
オーソドックスでポケットもない。これには、SALUÉなりの理由があるのですが、こちらについてはまた改めて書こうと思います。
casimasi HP