2025/06/09 00:07
今回のブログは、時計修理技師の内村さんにお話を伺うインタビュー形式で進めたいと思います。
ウチムラ(とけい・メガネ・リペア)のオーナー 内村太郎さんにお話をうかがいました。
内村さんのお店は元町商店街から少し入った坂道の途中にあります。創業は1944年。
2025年5月に81周年を迎えた内村時計店は、1965年に鶴見から 三ツ境に移転。
そして昨年5月に2度目の移転をして現在の元町に。
お店を構えてから1年とは思えないほど閑静な街並みに馴染んでいます。
広々とした明るい店内の窓際にはビンテージの時計が美しい箱と共にディスプレイされ、壁とテーブルには上質なメガネが整然と並べられています。
profile
内村太郎
創業80年の老舗、内村時計店(屋号)の3代目店主。
時計修理技師として、自ら時計の修理からビンテージ時計の修復まで行う。
時計技師目線でセレクトしたビンテージ時計と秀逸な眼鏡のラインナップが話題となり、最近ではセレクトショップ主催のpop upも行っている。
Instagram https://www.instagram.com/tokei.taro
HP https://uchimura-watch-eyewear-repair.co.jp/pages/shop
内村さんと出逢うきっかけとなったのは、3月にSALUÉのアトリエで開催した展示会でした。
今年の10月に鎌倉のamanaiさんでpop up開催を予定しているのですが、内村さんもamanaiさんでpop upを開催されたこご縁から、SALUÉを知っていただくことに。
HP [pop up&exhibition] https://salue.themedia.jp/pages/2390121/exhibition
amanai HP https://amanai.jp/?srsltid=AfmBOoqb7NgM2Q1WrgXsgznKYM81fRlqu6OKcXkiob-pQUP99mAYGmqt
展示会では、直ぐにユニセックスバンドカラーシャツ/ミッドウェイトリネン にご興味を持たれた内村さん。
今回は、新たなサイズ展開に向けて取材させていただきました。
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SALUÉのユニセックスバンドカラーシャツは、ユニセックスのフリーサイズから始まり、現在はサイズが1と2の2サイズ展開。
現在は2が男性のフリーサイズという位置付けですが、徐々に男性のお客様は増えてきて「もっとサイズ展開があれば」というお声をいただくようになりました。秋に向けてサイズを増やすことを検討していたところ、内村さんがご来店されました。
内村さんは、身長173㌢・肩幅53㌢で鍛えられた体格です。胸板も厚いので「サイズができたらまた来ますね」とお声がけいただいたのです。あれから3ヶ月、今回は新たなサイズの3と4を持って伺いました。
新たなサイズを見ていただく目的とは別に、日頃から様々なシャツを素敵に着こなされている内村さんに、シャツについてお話を伺えたらと思い立ち、今回取材をお願いしました。

シャツが中心のスタイル、その理由
内村:
藤冨さんに伺いたいんですが、リネンのシャツのお勧めの着こなしはありますか?
藤冨:
今回内村さんが選ばれたバンドカラーシャツは「ミッドウェイトリネン」という中厚の生地を使っているのですが、同じ素材で展開しているリトアニアンリネンイージーパンツというアイテムがあるんです。2色展開でブラックとナチュラルがあり、ブラックはシャツとセットアップになります。シャツとパンツのセットアップは、内村さんのお仕事にもフィットしそうです。
私からのご提案は、
①ミッドウェイリネン〈ブラック〉のセットアップ
②ミッドウェイリネン〈ナチュラル〉のイージーパンツと〈スキンベージュ〉のシャツを
ベージュのグラデーションで着るのもお似合いになりそう。

リネンのシャツの印象について
藤冨:
リネンのシャツは初めてだと伺いました。今までのイメージはどんなものでしたか?
内村:
やはり「夏に着るもの」かな。リネンも色々な種類がありますよね。
藤冨:
そうですね。「フレンチリネン」が最も多く出回っている糸ですね。「アイリッシュリネン」「ベルギーリネン」それぞれ特徴がありますが、糸が上品で細いものは薄手になります。市場はやはり軽い目付けの薄手のリネンが中心だと思います。それが「夏の素材」という印象なのでしょうね。ミッドウェイトリネン(中厚)のような厚みは、無骨さがリトアニアリネンらしいと言えますね。通気性保温性に優れた、通年使える素材です。
改めてリトアニアリネンをご覧になっていかがですか?
内村:
今までのイメージとは違いますね。きちんとしたシーンでも使えそうです。
藤冨:
色を迷われてますが、実はサイズ(3と4)も迷われてますよね。笑
リトアニアリネンの特徴として、サイズの融通が利くんですよね。なので色違いだけでなくサイズ違いでお買い足しされるお客様も珍しくありません。
内村:
サイズも色も悩みますね。スキンベージュだとサイズ3、ブラックは4がいい気がします。
藤冨:
サイズ3と4、どちらもお似合いです。見え方は少し変わりますが、どちらのサイズ感もそれぞれすごくいい。面白いですね。
その選び方は、私もいい気がします!ミッドウェイトリネンの着心地はどうですか?
内村:
軽くて、でも生地が薄すぎないところがいい。これがリトアニアリネンなんですね。パンツも楽で涼しくて、セットアップにもなっていいですね。
藤冨:
中厚の「ミッドウェイトリネン」は、全体がシャープに見えて男性が着るとカッコいいんですよ。このくらいの適度な厚みがあると、季節が限定されず、アウターとのバランスも良くなります。
内村:
なるほど。いいですね。
藤冨:
実はこのパンツはフリーサイズで、150センチの女性も「お直しなし」でお使いいただいています。体格のいい内村さんでも、丈もウエストも問題ないですね。リネンは不思議とさまざまな体型にフィットするんです。
内村:
セットアップもいいけど、ベージュにも惹かれます・・・迷います。
藤冨:
このベージュは亜麻色です。リネンそのままの染めていない色味なので〈ナチュラル〉という色名です。
涼しげに見えて、ベージュのグラデーションもいいですね。
内村:
着こなしのコツはありますか?
藤冨:
ベージュのグラデーションの明るさは都会的で素敵ですが、TPOにより少し落ち着かせたいと思った時には、インナーシャツをブラックやチャコールグレーにすると印象が変わります。スキンベージュは黒との相性もいいはずです。
内村:
確かに落ち着きそうです。そのほかにも何かありますか?
藤冨:
内村さんは時計とアクセサリーを常に身につけていらっしゃるので、カフスを1回だけきっちり折るのもいいと思います。カジュアルすぎず上品に時計をアピールできます。修理の時に作業もし易いかと。
内村:
いいですね、やってみます。
藤冨:
リネンはカジュアルになりがちな素材なので、セットアップを纏い、ビンテージの時計で締めるのは本当に素敵ですね。
先ほど帽子と靴を服のカラーに合わせて変えていただきましたが、茶系を合わせると印象変わりますねー!お似合いです。
内村:
リネンのセットアップは本当に活躍しそう。リトアニアンリネンイージーパンツもすぐにでも使いたいです!色も揃えたい。
藤冨:
ありがとうございます!パンツまで気に入っていただき光栄です。
本日はお話聞かせていただきありがとうございました。素敵なお店にやっと伺えて私も嬉しいです。この後は時計と眼鏡のこと教えてください!
内村:
任せてください!
ご紹介アイテム
ユニセックスバンドカラーシャツ/ミッドウェウトリネン
size:1・2/unisex (※サイズ3・4は、2025AWより展開予定)
リトアニアンリネンイージーパンツ
size:free/unisex
取材協力:ウチムラ(とけい・メガネ・リペア)
adress:〒231-0861 横浜市中区元町2-112-13
みなとみらい線元町・中華街駅5番出口(元町口)から徒歩5分
interview🎥 https://youtube.com/shorts/o1qT1orN8u8?feature=share